ためになった記事
2012年09月01日
アフィリエイト達人のの話ですが、一般的なSEO対策にも通じる話ですので参考にしてください。
先人に学べ① SEO内部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
シリーズその①
なかなか集客がうまくいかず、成果につながらないと悩んでいるパートナーの皆様必見です!ぜひお役立てください。
Q:SEOはアフィリエイトにとっても有効ですか?
A:
私のサイトでは新規ユーザーのほとんどを検索エンジンから獲得しています。
実際にご自身で、キーワードを検索することを思い浮かべてください。その場合、上位何位までの検索結果を参照しますか?検索結果の1ページ目、もしくは2ページ目までくらいではないでしょうか。当然、検索結果は上位であればあるほど集客には優位なわけです。アフィリエイトは、集客があってはじめて成果につながるわけですからSEOはアフィリエイトにとっても有効です。
ですが検索結果が上位に上がりアクセス数が増えても、それがアフィリエイトの成果に比例するとは一概に言えません。訪れたユーザーが何を求めて検索したのか?その検索目的に合った内容がサイト内に存在しない場合は、アフィリエイトの成果にはつながりません。集客したユーザーをいかにして「成果につなげる」までを考えることが大切です。
Q:SEO内部対策について主に行っている取組を教えてください。
A:
私が主に行っているSEO内部対策は大きく以下です。
(1)ターゲットキーワードの決定
(2)HTML主要タグへのキーワード反映
(3)サイト構成(サイト内をスムースに移動可能にする)
(4)記事の書き方(キーワードを意識した記事やアフィリエイト広告の掲載位置)
(5)アクセス解析(検索されたキーワードや成果につながったキーワードの考察)
(3)や(4)を意識することは、検索エンジン対策だけでなくユーザーにも好まれるサイトになります。
Q:キーワード決定方法について教えてください。
A:
まずサイトテーマから、ご自身のサイトに訪れるユーザーの目的を考えてみてください。
私のサイトの場合は、「スキンケア」ですから、「肌の悩みを解決したい」という目的で検索をされることを想定しました。その次に、具体的にユーザーは「どのような悩みを解決したい」のかを検討します。ご自身の悩まれた経験を記事にされていくことも有効的ですが、それだけでは限られた範囲の記事になってしまいます。
私の場合はQ&Aサイト「Yahoo知恵袋」や「OKWave」を参考にしています。例えばQ&Aサイトで、「アラフォー 肌」と検索をしてみます。「肌の老化防止方法は?」「肌のスキンケア方法は?」「ほうれい線を薄くしたい」など沢山のヒントになる検索結果が出て来ます。この検索結果からユーザーは「どのような情報を必要」とし、「どのような検索」をしているかを知ることが出来ます。
Q&Aサイトの内容などをヒントに、アフィリエイト成果につながる「ターゲットキーワード」を選定します。
Q&Aサイトの他にも、テレビや雑誌などから幅広く情報収集することもお勧めです。テレビや雑誌などで紹介されている商品やプロモーション内容などからもヒントになるキーワードはたくさんあります。
Q:決定したキーワードはどのようにサイト内にちりばめたらいいですか?
A:
検索エンジンはそのサイトがユーザーに有益であるかを判断しています。サイトの内容を最も表現していると考えられるのが「サイトタイトル」です。そして、個別のページ内容については、各々個別ページの「ページタイトル」です。これらのタイトルに決定した「ターゲットキーワード」をまず盛り込むようにしています。検索エンジンは左上からソースを読んでいきますので、タイトルの左側にあるキーワードの方が重要と判断されます。
記事コンテンツの書き方では、記事内に極端にキーワードを盛り込まないように注意しています。
というのも先ほどもお話ししましたが、検索エンジンはあくまでそのページがユーザーにとって有益なページであるかを判断していますので、検索エンジン対策を意識しすぎたページは「不自然なページ」「不適切なページ」と判断されてしまう危険性があるからです。
Q:アクセス解析ではどのような数値を見て改善していますか
A:
アクセス解析では「ユーザーが検索したキーワード」「成果につながったキーワード」を見ています。
実はキーワードの設定以上にこの作業は重要になります。解析を見てみると、想定していなかったキーワードで検索や成果につながっていることがあります。「どういったキーワード」で「どのページに集客」「どのアフィリエイト広告から成果につながった」のかを考察します。同時に「なぜ想定していたキーワードで検索されないのか」「成果につながらないのか」を考察します。それを基に、「ページの新規作成」「記事のタイトルのつけ方」や「記事の書き方」「アフィリエイト広告の掲載位置変更」「広告の差し替え」などを何度も繰り返し改善します。
Googleが公開している「GoogleAnalytics」など無料のアクセス解析ツールが公開されていますので、活用してみてください。こればかりは、実際にご自身のサイトのデータを確認してみないと実感がわかないと思いますので、ぜひトライ&エラーを繰り返してみてください。ご自身のサイトのくせや特性を知って改善していくことが大切です。
Q:サイト構成で意識していることは?
A:
「サイドメニュー」「パンくず*1」「フッター」「ページ内リンク」などを設置し、リンク箇所にはキーワードを入れ、ユーザーが記事の移動をしやすいように心がけています。これはユーザビリティーの向上にも貢献をしますが、ページ内のリンクも検索エンジンは評価するといわれていますのでSEO効果も期待できます。例えば「詳しくはこちら」というリンクテキストではなく「肌の老化防止スキンケアはこちら」に変更すると効果的です。
また、想定しているターゲット層を意識したサイト構成を心掛けています。私のサイトの場合は、サイトターゲットが女性のため、画像をふんだんに使うようにしています。それと同時に検索エンジン対策として、必ず「画像のAltタグ*2」に適度にキーワードを入れるようにしています。これは検索エンジンが画像の内容をAltタグで認識するためです。
- *1 パンくず
サイト内におけるWEBページの位置をツリー構造のハイパーリンクで示すもの。
例) ホーム > ページ1 > ページ2
- *2 Altタグ
HTMLタグ内で画像などの代替テキスト(alternative text)に使用するタグ。
Q:ペナルティ対策で意識されていることはありますか?
A:ペナルティ対策については、「YAHOO!JAPAN」「Google」からリリースされているガイドラインを参照されることをお勧めします。
Googleウェブマスター向けガイドライン 品質に関するガイドライン
検索エンジン対策をしすぎたページはペナルティの対象となる場合がありますので、「強調タグ*3」や「キーワードの羅列」をしないように注意しています。
簡単にいうと、普段ブログやサイトを更新しているユーザーのサイトでは起こらないような不自然な事はしないようにしています。例えば、スキンケアセットを使用した感想を記事にした場合に「スキンケア」というキーワードが1つの記事に何十個も使用されることはないですよね。
対策をしすぎた不自然なページは、検索エンジンだけでなく、訪れたユーザーにも嫌われます。*3 強調タグ
HTMLタグ内でテキストを強調する際に使用するタグ。 例) 強調する単語
Q:最後にパートナーの皆様に成功へのアドバイスをお願いします。
A:SEOに関してはたくさんの情報があふれています。たくさんの情報に振り回されることなく、ご自身のサイトで実際に試し「何が成果につながった」「何が成果につながらなかった」を確認するようにしてください。そこから得られたデータや結果を「次の作業に活かす」ことを繰り返すと、必ず自分なりのコツをつかめるはずです。コツがつかめれば、必ず成果につながっていくはずです。あきらめずに“継続”してがんばってください。
次回は、外部のリンクを増やし検索結果にアプローチをする方法をお話しさせていただきます。
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
2012年08月31日
その②です。
参考にしましょう。
先人に学べ① SEO内部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
シリーズその②
Q:SEO外部対策では主にどんなことをされていますか?
A:
被リンク(外部リンク)を増やす対策をしています。
多くのサイトからリンクを貼られることにより、検索エンジンから「あなたのサイトは価値があります」と評価され、検索結果が上位にあがることが期待できます。この対策はSEOでの鍵と言えるほど重要になります。
被リンクを増やすための施策として、主に相互リンク、自身のサイトを増やす対応を行っています。ですが、検索エンジンの被リンクの評価は、数や質を総合的に判断して評価されていますので、被リンクの数だけを増やせば評価があがるというものではありません。実際に、被リンクを増やすことを目的としているサイトを最近よく見かけますが、そういったサイトにリンク掲載をしても、あまり効果がなかったというのが実感です。
Q:被リンクの増やし方について教えてください。
A:
まずは、相互リンクを増してみると良いと思います。
相互リンクとは2つのサイトが相互にリンクを貼ることにより、お互いのサイトの被リンクを増やし、評価ポイントを効果的にあげるというものです。
私の場合は、古くから運営されていて、更新頻度も高いサイトへ相互リンクの依頼を積極的にするようにしています。
同じテーマへリンクが掲載されると、検索エンジンの評価があがるだけでなく、そのサイトから誘導されるユーザー数も期待できます。
まずご自身のサイトに「リンク集ページ」を作り、同じテーマのサイトを探し、相互リンクの申し込みを行ってください。
申し込み受け付用に、「相互リンクの申し込みフォーム」を設けることもお勧めです。
サイトを公開した当初は、相互リンクの依頼はメールで受け付けていましたが効率化をはかるため、相互リンクの申し込みフォームを設けました。
この施策はとても効果がありました!
そこから相互リンクの依頼が増え、検索結果の順位をあげることにもつながりました。是非試してみてください。
尚、1ページに膨大なリンクが貼られてしまうと、SEO対策としてマイナスの要素となってしまうこともあります。その場合は、カテゴリごとにページを分けるなど工夫をする事をお勧めします。
Q:被リンクの効果はいかがですか。
A:
私の場合は、効果がすぐに見えてきました。被リンクが増えていくと、想定していた「ターゲットキーワード」の検索結果が上位に上がり、比例してアクセス数も上がってきました。
内部対策でもお話しさせていただきましたが、想定していた「ターゲットキーワード」以外のキーワードでも誘導されてくる場合が多々あります。
アクセス解析を見ながら「なぜそのキーワードで検索をされたのか」、「なぜ想定していたキーワードで検索されないのか」を考察してみてください。効果が出て来るタイミングは作業量やサイトによって異なります。SEOの効果が出ないからとあきらめるのではなく、トライ&エラーを続けてみてください。ご自身のサイトのくせや特性を知って改善を重ねることが大事です。
Q:ペナルティ対策で意識されていることは?
A:
内部施策でお話ししたペナルティ対策と同様になりますが、普段ブログやサイトを更新していて起こらないようなことはしないようにしています。例えば、普段更新をしているだけで、一度に1,000以上の被リンクが増えたりはしないですよね。そういった極端なことはしないようにしています。焦らないことがポイントです。
Q:最後にパートナーの皆様に成功へのアドバイスをお願いします。
A:
ご自身のサイトで決定している「ターゲットキーワード」を検索してみてください。その検索結果にあるサイトこそが、検索エンジンが評価しているサイトというわけです。「どのようなサイトから被リンクが貼られているのか?」「どのような点が検索エンジンに評価されているのか?」サイトをよく研究して参考にしてみてください。たくさんのヒントがあるはずです。
SEO外部対策の効果が出れば「ターゲットキーワード」での集客数を増やすことができます。
サイト構成次第でアフィリエイト報酬も上がることが期待できます。だからといって、たくさんの被リンクを一度に集めたりするとペナルティーになりかねません。“焦らないこと”がポイントです。
また、 検索エンジンの検索方式は常に変化します。そのため、継続して観察をして、改善をしていく必要があります。私の場合は、検索結果の順位は他の方のサイトも含めて定期的にチェックするようにしています。その中で自サイトが検索結果の順位がぐんとあがっている時は、検索キーワードの変化、成果につながっているかを必ずチェックします。
トライ&エラーを繰り返すことで、成果につながるご自身のサイトの方法が見つかり、目標に一歩一歩必ず近づくはずです。必ず目標には届きますよ。“焦らず”がんばってください!
先人に学べ① SEO内部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
参考にしてください。
先人に学べ① SEO内部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
シリーズその③
Q:ファン作りのためにやられている施策を教えてください。
A:
集客を安定的なものにするには、ユーザーにリピーターになっていただく必要があります。そのためには、まずは読者との信頼関係が大事です。ご自分の場合に置き換えてみてください、どのようなサイトをブックマークしていますか?「記事がおもしろい」「記事が信頼できる」「おもしろい商品を教えてくれそうだ」そういった理由ではないでしょうか。そこにファン作りの基本があると思っています。
わたしの場合は「テーマの決め方」、「商材の選定」、「記事の書き方」などに注意するようにしています。あとは再訪問してもらいやすくするために「お気に入りに追加」ボタン設置したのですが、これは効果がありました。
Q:テーマの決定で意識されていることを教えてください。
A:
Q&Aサイト「Yahoo知恵袋」や「OKWave」を利用して悩みが多いものからテーマを探すようにしています。 Q&Aサイトで、多く投稿されている悩みを解決できるようなテーマにすることはとても有効的です。
リピーターになってもらうためには、「情報の豊富さ」「記事の読みやすさ」なども大きなポイントになりますので、継続して記事を書けるテーマにすることをお勧めします。
Q&Aサイトに投稿されている質問や雑誌・テレビには、たくさんのヒントがあります。テーマ決定だけでなく、記事の内容に困った時にも参考にするといいのではないでしょうか。
Q:商材決定で意識されていることを教えてください。
A:
ユーザーの検索目的に対しての解決策・回答になるような商材をピックアップすることが大前提です。
プラスして、私の場合はブランド力があり、商品認知度が高いもの紹介するようにしています。そういった商材は、実際に成果につながりやすい傾向があります。
例えば、「ネット通販第1位の商品」や、「有名女優が使用しているもの」、「雑誌で話題になっているもの」を選ぶようにしています。口コミサイトなどで話題になっているものや、ランキング情報を参考にすることも有効的です。
そのような商材をピックアップするには、情報収集は必要不可欠です。オンライン上にある情報を収集するだけでなく、雑誌やテレビなども参考にされるといいと思います。
Q:記事の書き方で意識されていることを教えてください。
A:
サイトのターゲットユーザーに応じて文章の書き方や色使いなどを変更するようにしています。私の場合ターゲットユーザーを女性としていますので、星マークで評価点を付けたり、写真は妻が実際に使用した時のものを使うようにして、効果がわかりやすく、視覚的にイメージがつきやすいようにしています。また記事内容も妻が書いた表現や内容をできるだけ忠実に表現するようにしています。
実際にご自身がユーザーの立場で記事を読んだ時に、「どのような書き方が分かりやすいか?」「どのような写真があったら購買意欲が湧くか?」など、常にユーザーの目線を意識されると良いと思います。
ユーザーとコミュニケーションをとれるようにすることも大事です。ブログの場合は、コメントを受け付けて回答することも有効です。運営者のファンになってもらえれば、記事が信頼され、成果につながりやすくなります。
Q:3シリーズお話しを頂きましたが、伸び悩んでいるパートナー様へメッセージをお願いいたします。
A:
まずは目標をしっかり決めてください。目標は迷った時や失敗したときに立ち帰る原点になります。
次にその目標を達成するためにどのようなアクションを起こして行くかを計画してみてください。紙やパソコン上のメモ帳でも構いませんので、視覚化することをお勧めします。
成果報酬への道のりは、サイトの特性や扱う商品によって異なるはずです。何度も失敗を繰り返すと、ご自身のサイトの特性やコツが必ず見えてきます。今度は成果につながった方法を続けて実行してください。その繰り返しをあきらめずに継続出来るかが、目標到達への別れ道になります。
参考に出来る情報は参考にして、良さそうだなと思ったら、必ず実行してみる!そして自分のサイトでは「成果につながったのか」「成果につながらなかったのか」を必ず振り返って判断する事が大切です。
声を大にして言います。「目標の成果報酬に届くまで、あきらめずに継続してください!」正解は一つではありません。必ずいつか目標に届くはずですよ。がんばってください。
先人に学べ① SEO内部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ② SEO外部対策 ページビューを上げるには
先人に学べ③ SEO対策 ページビューを上げるには
2012年08月27日
しかし、全世界で1億サイト、800億ページをも超えるWEBの最新情報を網羅するのは、Google、 Yahoo!、MSNの技術力をもってしても非常に困難な作業です。
私たちが、ある日、新しいWEBサイトを作成しアップロードをした事、あるいはある日サイトの1ページを更新した事を検索エンジンに知ってもらうにはどうすればいいのでしょうか?
それはWEBの世界では1億分の1以下の出来事に過ぎず、世界中のネットワークを駆け巡るロボットが、果たして何日後、何週間後に気づきインデックスしてくれるのかは、誰にも把握出来ません。
では、ロボットが巡回するのを指を咥えて待つだけしかないのか、という問題には解決策も示されています。
その一つは「サイト登録フォームの利用」です。(他の方法については、また後ほど追加予定です。)
「サイト登録」、「サイトの推薦」、「ロボット巡回依頼」など、その俗称は様々ですが、要は「検索エンジンロボットに指定のURLをインデックスする様に申込が出来るサービス」です。
おおむね数日以内にインデックスしてもらえます。
※確実にインデックスされる保証はありません。
ここでポイントなのは、サイト登録により検索エンジンにインデックスされたからといって、それが検索エンジンでの上位表示に直結するわけではないという事実です。
もちろんインデックスされなければ検索結果に表示される事さえありませんが、上位表示を決める要因は、あくまでそのサイトの品質であるため、サイト登録するページには、あらかじめ適切なSEO処置を施しておきましょう。
きっと、数日中に順位が好転します。 また、既に開設して月日が経っているサイトも、新たにSEO対策を施した際には、その都度サイト登録を行うとよいでしょう。
◆Google、Yahoo!、Bingのサイト登録フォーム
Google、Yahoo!、Bingのサイト登録ページをご紹介します。
サイトを立ち上げた際、SEO処置を行った際など、まず登録作業を行われることをお勧めします。
Googleサイト登録 https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url |
Bingの登録 http://www.bing.com/docs/submit.aspx |
Yahoo! 検索エンジン用ロボットの巡回先への推薦 http://submit.search.yahoo.co.jp/add/request ※Yahoo! IDでのログインが必要です。 ロボットを呼ぶ前にYahoo!カテゴリ登録をお勧めします | |
Yahoo!検索 サイトエクスプローラーのサービス終了に伴い、上記URLは機能していません。 Yahoo!の検索エンジンシステムがGoogleに変更されたことから、上記のGoogleへのサイト登録にてYahoo!も反映されると推測できます。 |
(SEOSTOOLSから抜粋)
2012年08月18日
SNS(交流サイト)のフェイスブック上でサッポロビールが運営する企業ページ(フェイスブックページ)「北海道Likers(ライカーズ)」が注目を集めている。4月6日に開始後、約3カ月間で10万の「いいね!」を達成し、当初目標の10倍を実現したからだ。国内のフェイスブックページの「いいね!」数ランキングでも日本語ページで7月になって100位以内に入ってきた。
フェイスブックページの「いいね!」ボタンを押せば、ページの書き込みを読むことができる。それだけ多くのユーザーがアクセスしているといえる。せっかく開設したものの利用が少なく「閑古鳥状態」という企業ページも少なくない中、サッポロビールは徹底的に「社名を見せない」というアプローチでユーザーを集めた。
■サッポロビールではなく「北海道」を売り込む
「北海道Likers(ライカーズ)」のフェイスブックページ
「想像以上の反応です」と担当するサッポロビールの新価値開発本部未来開発室の鈴木雄一マネージャーは話す。北海道ライカーズは北海道の地域活性化を目的として開設された。狙いはビール業界における新しいビジネスモデルの開発だ。
家庭向けのビール販売では、テレビCMや店頭広告などマスメディアの活用による大規模なキャンペーン展開が主流。キャンペーン後の1~2週間で勝負が決まるとされている。しかしソーシャルメディアの登場で消費者に直接にアプローチできるようになり、マスメディア以外の手法も選択できるようになった。
ソーシャルメディアを活用した新しい取り組みを開始するにあたり、同社はまず自社の強みを分析した。その結果、出てきたキーワードが「北海道」だったという。
同社のルーツは明治の開拓使にさかのぼる。北海道が盛り上がれば、サッポロビールも盛り上がるという考えに至り、北海道を徹底的にアピールすると決めた。そこでアジアを中心に海外からの旅行客が多いという条件を活かすために、グローバルなSNSであるフェイスブックでの情報発信を選んだ。
運営はサッポロビールとネットイヤー子会社のネットイヤーゼロ(東京都港区)が共同で行っている。道内在住のライターや翻訳者と契約し、スタッフを北海道関係者でそろえた。ページには観光地や特産品の情報を掲載しているが、サッポロビールの商品や情報はほとんど登場しない。
サッポロビールは、ブログやフェイスブック、ツイッター、ユーチューブのアカウントを持ち積極的に情報を発信している。
ホームページにソーシャルメディアのアカウント一覧があるが、北海道ライカーズは掲載されていない。
よく見なければサッポロビールがページを運営しているとは分からない。会社名を出さないため、商品をアピールする際は慎重だ。同社の新製品「北海道プレミアム」をページで紹介したときは、「どんな反応が出てくるか心配で心配で5分ごとにページを見た」ほど。それでも、普段と変わらない状況だったので一安心したという。
■東京ユーザーが感じる北海道らしさを打ち出す
ページへの投稿は多彩だ。北海道で開かれているイベントやおみやげ、風景、グルメなどで、どの投稿にも5000から1万を超える「いいね!」が付き、コメントが100件を超えるものもある。たとえば、北海道の小樽駅近くの市場で食べることのできるいくら丼には、約2万の「いいね!」がつき、600以上のページに再投稿(シェア)されている。他にも、ジャガイモのだんごやアップルの新OS(基本ソフト) 「Mountain Lion」の壁紙に採用された美瑛町の青い池などが人気だ。キティちゃんのデザインのジンギスカン鍋を紹介したら、紹介先の製造元では鍋が売り切れたという。ページは月間で延べ600万人に閲覧され、週5回以上見ている人は70万人に上る。
人気の秘訣は、北海道というテーマの強さにあるが、ユーザーを底上げするためにページ開設直後はプレゼントキャンペーンやフェイスブック内広告を利用した。
キャンペーンや広告で初期ユーザーを増やすのは、NHNジャパンの通信サービス「LINE」やソーシャルゲームでも行われている手法だが、さらに同社の場合、運営当初は書き込みの一つひとつに丁寧に返信するなどユーザーとのコミュニケーションを深めた。
サッポロビールの新価値開発本部未来開発室の鈴木雄一マネージャー
投稿では、きれいに作り上げた写真よりもスナップ的な写真の人気が高いということも分かってきた。ページを運営し始めた際に、ユーザーからクオリティーが高すぎるという反応もあったことで見直しをかけ、完成度が高すぎるものよりもライターが紹介したいという気持ちがあふれるものを優先している。
北海道の情報を紹介するページながら、最もユーザーが多い東京を意識する編集方針も人気につながっている。実際、道内ユーザーは数千人しかいないので、「東京の人が感じる北海道らしさ」といった、外から見た北海道の魅力も打ち出した。
こうした地方からの情報発信で課題となるのは、地元の魅力を発見できずに過小評価したり、東京など他地域からの評価を嫌って排除したりすることだ。構想段階から関わるネットイヤーゼロの倉重宜弘取締役によれば、市場調査する中で、サッポロビールの北海道での位置づけや地域のネットワーク、北海道のコンテンツ力の強さなど、老舗のサッポロビールからすれば「当たり前」と思うことが、大きな資産であると気付いたという。「サッポロビールは真面目で一本気。ソーシャルで愛されるチャンスがあると思った」(倉重取締役)。
■ノウハウを生かし、新製品開発のページを開設
開設当初、社内の反応は鈍かったという。「ビール会社なのでビールのことしか考えていない」という社内の雰囲気では、「いかに北海道の魅力を発信するか」という取り組みを理解してもらうのは難しいに違いない。
「百人ビール・ラボ」のフェイスブックページ
しかしエビスビールのフェイスブックページの「いいね!」より多くなり、反応が増えるにつれて社内の見る目も変化し始めたという。地域の魅力同様、企業にとっての強みや資産も、つい見失いがちになる。こうした資産をユーザーの反応から再認識できるのもソーシャルメディアの面白さといえる。
同社のさらなる関心は、つながった10万人を超えるファンとの関係をどう生かすかに移りつつある。北海道ライカーズで生かしたユーザーとの交流ノウハウをふまえて、新製品を開発するフェイスブックページ「百人ビール・ラボ」を8月11日に立ち上げたのも、その一つだ。北海道ライカーズでは自社を前面に出さずに北海道の魅力を引き出したが、ビール開発という「ど真ん中」の取り組みで、今後どのように消費者との関係を築くかが注目される。
色々なヒントが隠された記事だと思います。